皆さんはTwitterでツイートする際に、アルゴリズムを意識してツイートしていますか?Twitterにはアルゴリズムというものが存在しています。これを理解することができると、いつもより少し多めに反応してもらったりバズるツイートにつながったりする可能性が上がります。今回はTwitterのアルゴリズムについて紹介していきます。
1、そもそもTwitterのアルゴリズムとは?
では、アルゴリズムという言葉について説明していきます。アルゴリズムの言葉の意味は「手技」や「計算方法」などがあります。「Twitterの手技」「Twitterの計算方法」と言われてもピンとこないですし、意味が分からないですよね。
実は、Twitterにおけるアルゴリズムという言葉には、「ツイートなどの表示順位や場所を調整する機能」という意味があります。みなさんがGoogleで検索をすると、たくさんの記事が出ていますが、あの順番もGoogleクローラーというシステムのアルゴリズムによって決定されています。わかりやすくまとめると、アルゴリズムは「ツイートの表示に関するシステム」ということです。
一般人のツイートはもちろん、有名人や企業のツイートまで、すべてのツイートがこのTwitterのアルゴリズムによって制御されています。当然と言えば当然ですが、このアルゴリズムはTwitterが得をするように作られています。以下からはその仕組みについて紐解いていきます。
2、ツイートの更新頻度
皆さんがTwitterの社員側でとしたら、「A:毎日沢山のツイートをして、たくさんの人と交流している人、B:1週間に1回しかツイートをしない人」このどちらの人をサポートしてあげたいと思いますか?ほとんどが、Aの「毎日沢山のツイートをして、たくさんの人と交流している人」だと思います。たくさん利用してくれる方が、Twitterが盛り上がるからです。
今や超人気サービスとなっているため、たかが1人と感じるかもしれませんが、これが利用者100人のサービスだったらどうでしょうか?そのうちの1人が騒がしくしてくれるだけでも、それなりの効果を生むことができます。
このことを考慮すると、Twitterのアルゴリズムは沢山Twitterを利用している人のツイートを表に出すようになります。もちろん、タイムラインは更新順ですが、たまに芸能人などのツイートが流れてきませんか?あのように長い間更新を続けている方だと、たくさんの人の目に留まる場所に露出されるようになるのです。
3、ユーザーにとって有益な情報であるか
ひと昔前まではこの傾向は強くありませんでしたが、最近は傾向が強くなっています。これは、「そのツイートにはどれだけの有用性があるのか」ということです。
例えば、
A「リンゴ Apple」というツイートと、
B「リンゴは英語でAppleと書きます。リンゴにはポリフェノールが多量に含まれているんです!皮ごと食べたほうが栄養素を効率よく取り入れることができますよ!」
という2つのツイートがあった際、AよりもBのツイートのほうが、情報量が多くユーザーにとっては有益な情報となるのです。
情報量が多い方が「またTwitterを利用したい!」と思えるので、Twitterのアルゴリズムでは有益なツイートの方が多く露出されるような仕組みになっているのです。
4、文字数による露出度の変化
この文字数に関しては、先ほどの「3、ユーザーにとって有益な情報であるか」が深く関連しています。というのも、Twitterは世界各国で利用されており、それに伴って数百の言語で利用されています。利用されている言語が日本語と英語だけであればまだしも、数百言語分の「内容を読み取るAIが用意されているのか」ということがポイントになるのです。
日本語なら「リンゴは英語でAppleと書きます。リンゴにはポリフェノールが多量に含まれているんです!」でも、英語なら「リンゴ is written in English as Apple. Apples contain a lot of polyphenols!」、中国語なら「リンゴ用中国語寫成蘋果。蘋果含有大量的多酚!」であり、私たちが理解できないのと同じで一つのAIでは内容の判定が行えないのです。
では、どのようにしてツイートの有益性の有無を判断しているのでしょうか。それが「文字数」です。最初に提示したAとBのリンゴに関するツイートを比較しても、有益な情報を含んだBのツイートの方が、文字数が多くなるのです。
もちろん、長文でないと有益な情報が伝わらないということではありませんが、膨大な人数がいるTwitterにおいて、一つ一つのツイートを監視して、「あっ!このツイートは有益だ!」と社員の方が精査しているなんてことはありません。
基本的には「文字数が多い方が有益な情報を含んでいる可能性が高い」という決まりになっているのです。これがTwitterアルゴリズムの一つの特徴です。
5、投稿時間による表示の変化
基本的に人間は夜に眠り、活動をしなくなります。そのため、Twitterを利用する人も少なくなり、夜の時間帯は盛り上がりが無くなるのです。一方、朝の通勤時間や、昼の休憩時間、夜のリラックスタイムなどにはTwitterを利用する人が多くなるので、盛り上がりを見せます。
Twitterのアルゴリズムでは、「Twitterを盛り上げてくれる人を優先してサポートする」ということが前提になっているので、「深夜帯にツイートを繰り返す人」よりも、「盛り上がっている時間帯に沢山Twitterを利用する人」の方が、露出度が高くなります。
具体的にどのような時間帯が「Twitterが盛り上がっている時間帯」なのかというと、午前中は6時台、7時台、11時台。午後は17時台、18時台、19時台です。
この時間は通勤時間や休憩時間、リラックスタイムと被っていることが多く、Twitterを利用する人が圧倒的に多くなります。この時間帯を狙ってツイートしたりTwitterを積極的に利用したりすることで、アルゴリズムから好かれるユーザーになることができるのです。ぜひ、普段の生活から意識して利用してみましょう。
6、Twitterアルゴリズムに嫌われるツイートとは
それでは、ここからはTwitterのアルゴリズムに嫌われるツイートを紹介していきます。以下のようなツイートをしていると、アルゴリズムから嫌われ、露出度が極端に下がってしまうため、注意が必要です。
(1)外部リンクを貼っているツイート
外部リンクが張られていると、アルゴリズムは極端に嫌う傾向にあります。理由は簡単で、URLをクリックするとTwitter以外のサービスへ進んでしまうからです。Twitter以外のサービスに進んでしまうと、Twitter側には全くメリットがありません。そのため、リンクが張られているツイートはアルゴリズムに嫌われて極端に露出が減ります。
(2)文字数が少ないツイート
先ほどお伝えしたのは、「文字数が多いツイートの方がアルゴリズムによって高く評価される」といった内容でした。ここでは、「文字数が少ないツイートは低い評価になる」ということを説明しています。「文字数が少なく有益な情報を含んでいないツイートは」プラスマイナス0ではなく、「マイナス」になる可能性が高いということです。明確な文字数などは公表されていませんが、これには十分注意する必要があります。
7、まとめ
今回はTwitterのアルゴリズムについて紹介してきました。ポイントは、「頻度」「内容」「時間」です。バズっているツイートは特技や驚きなどの感情が入ることが多いですが、コンスタントに数百いいねが付くツイートにはどのような共通点があるのかを確認してみるのも面白いですよ。