インターネットではTwitterやLINEなどのSNSやブログで様々な情報が発信されています。
その中でも、すごく目を引く文章とか言葉ってありますね。なぜその言葉って惹かれるのでしょうか。
何か理由がありそうです。
人気のインフルエンサーの発信や、人気の商品の広告記事、そこにも秘密がありそうです。
心理学をマーケティングに応用することで人の目を引く効果を出せます。
どんな心理テクニックがマーケティングに効果がでるのか順に見ていきましょう。
なぜ人間心理が大事なのか?
全ての情報を発信するのも見るのも全て人間です。そう、あなたを含めた人間にはある癖があります。
その癖を理解して言葉を選ぶことで、人の無意識な反応を効果的に使って、伝える文章の共感を上げる事が可能になります。
そして、人は必ず悩みを持っています。
その悩みが何か?その悩みから生じる課題を明確にして伝える事ができると、その発信だけでも十分に有益です。
そしてその課題に対して解決策を伝える事ができると、共感を得て課題解決が価値になります。
そして、価値が収益につながります。
この共感を生む部分に心理学を使うと効果的に成果発生を実現する事が可能になるのです。
このように人の悩み、課題に対して、人と人とのコミュニケーションがマーケティングに繋がります。
そう全ては人間関係に帰着するのです。
第一印象が大事
「人は見た目が9割」この言葉を聞いたことはないでしょうか?
リアルに人に会った時に最初の見た目、印象でその人の事を評価してしまうことはよくあることです。
心理学の用語で「ハロー効果」という言葉があります。
ハローは(halo)簡単に言うと特徴ということです。
つまり、目立って分かりやすい特徴があると、その印象にひきづられて、それ以外の要素まで同じように評価してしまう事があるということです。
つまり、「ハロー効果」を使えば、目立つ良い特徴を最初に示す事で、それ以降の全てを優れた印象にでき、評価されやすくなるのです。
これは、インターネットの世界でも同じようにこの効果を有効に活用できます。
例えば、同じ商品が説明されたインターネットのページであっても、トップページの写真や画像が綺麗でオシャレだと、見た目が暗くて雑なページより、商品が良くみえますね。
SNS、例えばTwitterも同じです。プロフール、ヘッダー画像はとても大事です。
接触回数が関係を変える
マーケティングにおいて好感度を上げることは大切です。
全く知らない人でも毎日顔を合わせる。挨拶を交わす。そういった接触を繰り返すことで認知され、高感度が上がります。
これを心理学用語で「ザイオンス効果」と言います。
ちょっとした交流を繰り返すことで高感度があがるのです。日本語では単純接触効果とも言われます。
例えば、テレビのCMを繰り返して見ると、知らず知らずのうちにCM中にかかる曲を口ずさんでいたりしますよね。
インターネットを使ったマーケティングでも同じです。
例えば、Twitterでも1日1回、挨拶など簡単なリプでも交流を繰り返すことで好感度を上げることが可能です。
Twitterであればフォロワー数の増加、公式LINEへの集客率アップの効果が期待できます。
注意点もあります。それは、スタートする時点では、ゼロかプラスの好感度である必要があります。
マイナスの好感度からザイオンス効果を期待しても、会うことを嫌がられる事があります。
マイナスの状況においては、無理に接触効果を期待せず、マイナスの関係を修復することを考えましょう。
また、単純接触効果は短い期間で短期的に実施した方が効果が高いです。
公式LINE等に活用するときは毎日配信で10日程度で効果が出始めることにつながります。
人は黙っていられない
人間は人に何かをしてもらうことを黙っていられない。お返しをしたくなります。
簡単な例だと、挨拶されると無意識でも挨拶を返しますね。
このように、自然とお返しをしないと申し訳ない気持ちになって、行動を起こす心理作用を返報性の法則と言います。
この心理作用は、性別、年齢、国籍に関係なく人が誰しもが持っている普遍的な現象です。
とにかくギブする。ギブを続けることがマーケティングでの成功鉄則と言われるのはこの返報性の法則があるからこそです。
この心理作用はリアルなビジネスシーンや日常生活だけでなく、インターネットやSNS交流でも同じ作用があります。
SNSであれば、まずは挨拶をする。そして相手にとって有益な情報をギブする。その行動が後に大きくなって返ってきます。
1つ注意が必要です。見返りを求めることを前提にギブしないこと。
求めて与える心理行動は相手から見透かされてしまいます。そこは注意しましょう。
実は返報性の法則には種類があります。マイナスをギブするとマイナスが帰ってくるので注意が必要です。
①行為の返報性
→行為には行為が帰ってくる。
②の返報性
→敵意を見せれば相手も的を示す。
③情報の返報性
→相手に情報すれば相手も重宝する。
④自己開示の返報性
→自己開示をすると相手も同様に自己開示をする。
恋愛日常生活でも同じように使えますね。悪用しないように正しく使いましょう。
みんなより1人に向けた発信は伝わる力が大きい
メッセージやメール等を受け取ったときに、あなたにだけ宛てたメッセージを受け取ってはっとすることないですか?
仮に一般情報であっても、たった1人の個人に対して情報を発信して伝えると、受け取った人はその後、情報を発信した人のことを信じるという人間心理があります。
この心理学的な作用を「バーナム効果」と言います。
販売したい商品や提供したいサービス等があった場合に、お困りごとの解決を訴求する場合を考えます。
その際に送るメッセージは「みなさん」で始めるのではなく「あなた」で始めたほうが、自分の問題として捉えてくれるのでその後の説明がスムーズに行きます。
このように、人間心理を上手く活用して、発信する情報の信頼度を高める事ができるのです。
人が集まる場所に、更に人が集まる
人は人間心理として世の中で流行っているものや、周りの評価を判断する材料として、影響を受ける傾向があります。
これを心理学用語で「バンドワゴン効果」と言います。
このことはTwitterでもその傾向が顕著に見られます。「いいね」がたくさん付いているツイートにはさらに、人が集まって「いいね」が増えるのです。
他にも、フォロワーが多いインフルエンサーに対しては、気になった人がさらに新たにフォローすると言うことが起きます。
インターネットでマーケティングを進める際には人が集まる場所や、インフルエンサーをうまく活用することがとても重要になります。
また、バンドワゴン効果は情報発信においてキャッチコピーに活用ができます。
例えば、
✅ 今年の人気ナンバーワン商品
✅ 全世界が泣いた、、、
このような、タイトルをつけて興味付けすることもできます。
ダメと言われると止められない
見ちゃだめ、やっちゃダメ、ダメと言われるとかえって興味が湧いて逆に行動したくなります。
そんな気持ちになることがありますね。この人間心理をカリギュラ効果といいます。
あまり強烈に活用しすぎるとマイナスを感じさせてしまいますが、その効果は非常に高いです。
インターネットでのマーケティングにも有効に活用した文章やメッセージとして使うことができます。
使用例)
✅ 閲覧禁止「***」
✅ 絶対にこのボタンはクリックしないでください。
✅ 本気の人以外はここから先を読まないでください。
✅ 効果が凄すぎます使用禁止
どうでしょうか?禁止されるほど気になる。止められない欲求が湧いてきますね。
マーケティングには使いすぎない程度に効果的な活用を検討しましょう。
SNSこそ心理学
Twitterなどのように、ダイレクトにコミュニケーションが取れるSNSでは人間心理を理解して交流することで、読者さんの反応を効果的に取る事ができます。
心理学を学んで人を理解する事が、インターネットにおけるマーケティングにもとても重要です。