こういった疑問にお答えしていきますね。
Twitterの新機能「フリート(Fleet)」は、2020年11月11日から導入しました。
Instagramを利用している方はお気づきかと思いますがStories(ストーリーズ)と似たような機能です。
導入初日はTwitterでトレンド入りするなど、とても話題になりましたね。
また、Instagramのアクティブユーザーのおよそ70%がStories(ストーリーズ)を利用しているなど他SNSでは非常に人気の機能で、多くのユーザーに活用されていることも導入の背景にあります。
ちなみに世界で最初に「フリート(Fleet)」導入されたのが日本です。
その理由として、Twitter上でツイート大喜利が行われるなど、世界的に見ても日本のユーザーの使われ方は独特なので、アメリカの開発チームがそれを参考にして、今後のアップデートに役立てていくような流れになっているようです。
では、ここで「フリート(Fleet)」について簡単に説明します。
フリートは、テキストや写真・動画などが24時間で消える「時限式ツイート」のことを言います。
でも、ここで誤解してはいけないのが、24時間で消えることが重要ではないとうことです。
では、どんなメリット(魅力)があるのか。このTwitterの新機能「フリート(Fleet)」を活用していけばいいのか。詳しく解説しますので、ぜひ読んでみてください。
【フリート(Fleet)機能の魅力①】投稿から個別のやりとりに発展する
Twitterの新機能「フリート(Fleet)」の一番のメリットは、行動を促すことができ、また1ステップでクローズドな個別のやり取りに誘導できる点です。
例えば、あなたがツイッターでWEBセミナーに集客しようと考えたとします。
ツイートでセミナー集客をした場合
【一例:無料WEBセミナーの開催】
- ツイート配信
自分:「参加希望の人はリプライ(返信)ください」
↓ - リプライ
読者:「参加したいです」
↓ - DM(クローズド)
自分:「当日にZoomのリンク送らせていただきますね」
読者:「ありがとうございます。」
このような流れが一般的でしたよね。
フリートでセミナー集客をした場合
【一例:無料WEBセミナーの開催】
- フリートを投稿
自分:「参加希望の人はメッセージ(返信)ください」
↓ - メッセージ(クローズド)
読者:「参加したいです」
自分:「当日にZoomのリンク送らせていただきますね」
読者:「ありがとうございます。」
以上で終わりです。1ステップでクローズドなやり取りができます。
しかもテキストのツイート投稿だけではなく、動画や写真を利用することで、より効果的に「フリート(Fleet)」を活用することができて、フォローさんに行動を促すことができます。
【フリート(Fleet)機能の魅力②】ツイートよりも気軽に投稿できる
Twitter初心者の頃はツイートの分析をしたり、ライティングスキル向上のために1日20ツイート発信していた筆者ですが。現在は1日5~10ツイート程度と少なめ。
同じようにTwitter中・上級者の方はツイート量は減ってきていると思います。
【理由】
- どうでもいいツイートをすると、エンゲージメントが下がる
- エンゲージメントが下がると、フォロワーが減る
- フォロワーが減って、アカウントの価値が下がる
こう考えると価値が低いツイート。自分自身のタイムラインに残すほどでは無いツイート。
「いいね」や「リツイート」が獲得できないようなツイートをすることにみんな躊躇してしまい、結果としてツイート量は減ってきていると思います。
また、このような事を考えてしまう「SNS疲れ」の対策として追加された機能とも言えます。
フリートについては拡散機能がないため有益なツイートを意識することなく、ログで残すほどでもない日常的なもの。
「いま多摩川の河川敷でランニングしてます」「いま大阪に来てます」のようにツイートするか、しないか微妙なラインの思いつきを気軽にアップするのにとても相性が良い機能だと思います。
【フリート(Fleet)機能の魅力③】動画・写真が効果的に活用できる
今はInstagram(インスタグラム)やTikTok(ティックトック)といった動画・画像コンテンツを主としたSNSが主流となってきています。
理由としては現状を説明するには、テキストよりも動画や写真の方が情報量も多くスムーズに伝わりやすいからです。
特に10~20代といった若年層については動画の方が親しみやすく、動画を気軽に共有する感覚もあることから、Twitterで影響力をつけていくためには「フリート(Fleet)」は活用すべき機能になっています。
【フリート(Fleet)機能の魅力④】リアルタイムの情報を表示できる
Twitterのアルゴリズムは、その時にツイートされたものが時系列で表示されているわけではありません。
あなたのフォロー・フォロワー、いいね、リプライの状況を考慮して、あなたに最適なものを表示しているだけです。
そのためリアルタイムの情報(告知)のためにTwitterを利用している人も減っていると思います。
Twitterとしてはリアルタイムの情報を流すSNSとして利用してほしいのでフリート(Fleet)を実装したと思います。
例えば、1週間後に開催予定のWebセミナー(ウェビナー/オンラインセミナー)の告知をツイートしたとしてもインプレッションやエンゲージメントが低いと表示もされることなく、フォロワー(顧客層)に気づかれることもありません。
フォロワーが気づいたとしても「もう終わってた」という状況になると思います。
上記の画像のように、フリート(Fleet)であれば常にTwitterに表示されているので効果的です。
1週間後にあるWebセミナー(ウェビナー/オンラインセミナー)の告知を毎日ツイートすることもできますが、同じツイートが流れてくるとフォロワーは面白くないし、飽きられてTwitter上でも目立ちにくくなります。
そのため告知の元となるツイートをした上で、そのツイートを引用したり、準備中の風景の動画をフリート(Fleet)で流すなどの工夫をすることで、より目立っていいのではないかと思います。
そこで最初にもお伝えしたように、フォロワーさんがスタンプやコメントすることができて参加の意思表示にもなるので集客として使わない手はないです。
またフリート(Fleet)には、足跡機能もあり、誰が観たかも確認することができます。
そのため個別にTwitter上でコミュケーションしていくこともできますし、DMをこちらから送ることもできます。
今回はフリート(Fleet)の概要について説明しましたが、まだまだ導入されて日が浅いことからTwitterのフリート(Fleet)機能を効果的に活用している一般ユーザーはまだ少ない印象です。
InstagramのStories(ストーリーズ)の運用方法をトレースできる部分も多いかと思うので、いち早く利用方法を確立してTwitterマーケティングで活用していただきたいと思います。