1.「PDCA」とは？
まずは「PDCA」の概要をお伝えしていきます。
「PDCA」は、
・「Plan（計画）」
・「Do（実行）」
・「Check（評価）」
・「Action（改善）」
の頭文字をとった略称で、「業務を効率的に進める」ためのマーケティングの考え方のひとつです。
Webマーケティングの分野では、ユーザーの反応がサイト解析ツールなどを使用すると明確な数字として表れます。
計画・実行に対する、評価が具体的数字として見えるんですね。
つまり、改善策の効果もわかりやすく見えるので、「PDCA」を実行しやすい分野であるといえます。
2.PDCAの実践のコツ
・Plan（計画）
目標を設定し、目標達成のために仮設をたて、計画を作成します。
ポイントは2つ！
1つめは、後で評価がしやすいように、できるだけ「数値による」目標設定をすること
2つめは、計画を立てる際には5W1Hを用いて、具体的にしていきましょう。
ここで最も重要なのが、最初に決めた「ユーザー（誰に）」の目線にたって、計画をすすめていくということです。
ここが明確になっていないと、まったく中身のないものになってしまいかねません。
・Do（実行）
Plan（計画）をもとに実行に移します。
実行に移した結果、うまくいったことも、そうでないことも具体的に記録しておきましょう。
次のステップで質の高い評価が行えるでしょう。
・Check（評価）
Plan（計画）に沿って実行されているかどうか、検証・評価を行います。
そして、目標と結果と比較して、目標達成できた要因、もしくは目標できなかった要因を明確にします。
・Action（改善）
浮かび上がってきた課題に対して改善策を考え、実行に移し、次のPDCAサイクルにつなげます。
3.PDCAをうまくまわすためのポイント
「PDCA」を実施した結果、期待した結果が得られない場合もあります。
これからお伝えする3つについて、あてはまることがあれば、ぜひ実践してみましょう
・PDCAサイクルを回しつづける
PDCAは繰り返し回しつづけることが重要です。
1周回しただけでは、効果は得られません。
何度も継続的に回すことによって、新たな課題や、改善点がみえてくるのです。
・PDCAのプロセスを省略しない
PDCAサイクルは、「計画」「実行」「評価」「改善」という各プロセスを、省略せずに行うことが重要です。
プロセスを「飛ばさない」「省略しない」ことは当たり前ですが、各プロセスを「その時点の最大限で実施しているか」も、質の高いPDCAサイクルにつながってきます。
・現実的な目標設定を
最初から高すぎる目標設定をすると、その目標に合わせて計画を立てていくので、現実味のない計画になってしまっている可能性があります。
高すぎる目標設定でも、そこに至るまでの現実的な小目標を設定するなど、各プロセスを丁寧にかつ具体的に進めていくことが重要です。
4.「ユーザー目線」を忘れずに
具体的な実践のコツをお伝えしてきました。
実際に「PDCAをまわす」というプロセスに入っていくと、試行錯誤を繰り返すこともあることでしょう。
「うまくいかないな」と思っているときはぜひ、原点に戻ってみてください。
あなたが今、取り組んでいることの目的はなんですか？
届けたい想いと、届けたい人が必ずいるはずです。
ぜひ、この視点を忘れずに「PDCAサイクル」を活用し、WEBサイト運営に活かしてくださいね。
5.PDCAを意識して取り組もう
「PDCA」の概念から実践のコツを解説してきました。
実践の前に、最も重要なのは、「ユーザー目線であれ」ということなのです。
確かに、当たり前のことと言われてしまえば、それまでなのですが、「わかっている」ことと、「できること」には大きな違いがあると思います。
この前提のもと、「PDCA」を最大限活用し、より効率的で効果的なWebサイトを運営していきましょう。
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