LINEは現在8,600万人を超えるユーザーが使っているコミュニケーションに使えるアプリケーションです。
この国内最多のSNSユーザーにむけて広告を配信できるのがLINE広告です。以前はLINE Ads Platformと呼ばれていたサービスです。
皆さんも日常的にLINEを使っているときに広告を見かけると思いますが、この広告がどのような仕組みなのか?だれが何の目的で使っているかは知らないと思います。
このLINE広告をマーケティングにも使えます。LINE広告でどんなことができるのか。どのような特徴があるのか。
LINE広告について説明をしていきます。
LINE広告とは何だろう?
まず、LINE広告とは、名前の通りライン内で広告配信ができるサービスです。
広告と聞くと、大企業しか広告出せないかと思われるかもしれませんが、誰でも配信することができます。
1万円、2万円のそれほど高額でない金額で個人でも広告を出すことができます。
見たことがある人もいるかもしれませんが、LINE広告はどこに表示されるのでしょうか。まとめて見てみましょう。
①トーク画面
②LINEニュース
③タイムライン
普段、ターゲットとするユーザーの使っているLINEの画面にそのまま広告を表示させることができます。
続いて、ライン広告の特徴を順に見ていきましょう。
ラインの広告の強み、特長とは
順を追って、ライン広告の特長を見ていきましょう。大きく3つの特長あります
①LINEでしかリーチができない層がいる
②オーディエンス配信で確実に届けることができる
③LINE広告ネットワークで外部アプリへも出稿が可能
順に具体的に特長を説明していきます。
①LINEでしかリーチできない層がいる
この特長が一番大きな特長になります。SNSはTwitterや、Facebok、Instagramなどいろいろな種類のSNSがあリますが、LINEしか使っていない人がたくさんいます。
あなたの周りの人たち、特に40代、50代の方々を見回してみると、いろんなSNSがあるけど、LINEしかやっていない人って多くないですか?
逆にいろんなSNSをやっている人がLINEだけはやっていませんという人も少ないですね。
②オーディエンス配信で確実に届けることができる
ユーザーでお客様の電話とか、メールアドレスを顧客情報としてアップすると、その人がLINEをしているとその人個人にむけて広告を表示させることができます。
メルマガで電話番号、メールアドレスを持っているのであれば、そのリストを使ってLINEをつかっているユーザーであれば、LINEで広告表示をすることができます。
LINEの公式アカウントを持っていれば、こちらのアカウントユーザーにもLINE広告を表示させることもできます。
友達だけでなく、ブロックしているユーザーにも表示が可能です。つまり一度でも接点を持った人に対してLINE広告表示できる仕組みになっています。
今までのマーケティングで集めたリストを有効にLINE広告に使えるということになります。
さらに類似オーディエンスも可能です。
類似オーディエンスとは、自分自身が持っている顧客リストに類似した顧客、つまり友達の友達にも広告表示をすることが可能です。
③LINE広告ネットワークで外部アプリへも出稿が可能
ラインアプリ以外にも広告が出せる仕組みになっている。
具体的にはクックパッド、TRILL、LOCARI等のLINEが提携しているアプリ広告枠にも広告表示が可能になっています。
LINEの中で表示させて、広告を見てクリックしてもらうことはできますが、さらに加えてライン以外のアプリにも広告表示ができるのでより多くの人にリーチができる手段になっています。
可能性がさらに広がります。
LINE広告の始め方、費用
オンライで申し込みが可能になってます。サイトを見て説明が簡単でボタンを押せば始めることができます。
簡単に始められそうだけど、費用が気になるところです。費用を見てみましょう。
LINE広告はクレジットカードでの支払いに対応しており、料金については課金方式で異なっています。
「クリック課金タイプ」と「インプレッション課金タイプ」に分けられますが、少額からでも予算に応じた配信設定が可能になっています。
✅ クリック課金タイプ
ユーザーが広告をクリックして、リンク先のページに飛ぶと課金が発生するタイプです。広告が表示するだけでは料金発生はしません。
ユーザーがクリックして、LP(ランディングページ)などに移動することで初めて料金が発生する仕組みのことをクリック課金タイプと言います。
✅ インプレッション課金タイプ
画面上で動画が完全に表示されると料金が発生するタイプです。
スマホ画面上で動画が100%表示された状態を「インプレッション」と呼びます。
完全に動画が表示された回数ごとに課金される方式になっています。
では、LINEの広告の最低出稿料金はいくらなのでしょうか。
LINE広告は入札方法によって単価が決まる方式になっており、都度単価が変わるため最低出稿料金は決まっていません。
落札で決まるので非常に安価になることも考えられますが、実際は過度な低予算ではまともに広告が表示されないようです。
実際はLINE広告は月額1万円程度で出稿は可能です。しかしながら、効果を考慮すると30万円程度は費用をかけたほうがよさそうです。
以前のサービス(旧LINE Ads Platform)では最低出稿予算は100万円という縛りがあったようです。
試しに数万円の少額でスタートということは問題はないですが、成果をしっかりと取るためにはまとまった費用を準備したほうがいいです。
商材や業種など、ケースによって状況は異なりますが、目安としては30万円/月の出稿を3ヶ月程度続けることで適切な配信になり、成果を出すことができます。
LINE広告のメリット、デメリット
①LINE広告のメリット
最大のメリットは、ユーザーの多さです。Twitter4,500万人、インスタグラム3,300万人、Facebook2,800万人に対して、LINEは8,600万人であり。最大のユーザー数であることは大きなメリットです。
Twitterやインスタグラムがエンターテイメント性が強いのに対して、LINEはもはや通信インフラとしての使っている人が多い、それほどに浸透しています。
つまり、常時画面を見る。真剣に使ってる人が多く、広告が届きやすく、自然と注目度が上がります。
また、若い人にリーチしやすいのもライン広告のメリットです。より広い庶民路線で広告をする場合に非常に効果が高いと言えるでしょう。
②LINE広告のデメリット
デメリットを挙げるとするのであれば、高額商品や高額のサービスのPRが苦手であると言えそうです。
LINEは良い意味でも悪い意味でも「軽い」「お手軽」なのです。LINE広告で高額な買い物を動機づけることは難しく、富裕層へのアピールは苦手なようです。
まとめ
特長を上手く掴んで、LINE広告をマーケティングに活用できそうです。
国内最大のSNSであるLINEへの広告は広くリーチするには効果があります。一方である程度まとまった費用が必要になるという点を考慮必要です。
Twitter広告、Facebook広告など、他のSNS広告と比較したり、個人の場合はTwitter個人運用と公式LINEとの組み合わせなど、他のマーケティング手法も考慮して、マーケティングを考えていくことが大切です。