SNSっていろいろあります。Facebookって聞くと、ビジネスマンの大人が使っているイメージがあります。
ということは、マーケティングをするにはFacebookが向いているでしょうか。
FacebookとTwitterなどの他のSNSには色々と違いがあります。用途、環境によって向いている使い方や、向いていない使い方があるようです。
マーケティング用途にFacebookを使うのは向いているでしょうか?
具体的に見ていきましょう。
Facebookの特徴を説明
Facebookは登録者数も多く世界最大のSNSである。世界全体では登録者数は28億人(2020年12月時点)であり、一番使われているSNSです。
国内では2,600万人(2019年7月時点)であり、一時2,800万人まで伸びた後に頭打ちになっており、最近は若干減少傾向にあります。
国内では、LINE、Twitterに次いで3番目に利用者が多いSNSです。
国内では、ビジネスユースのイメージが強く、学生など若者からは「Facebookはおじさん、おばさんが使うツール」というイメージが定着しているようです。
Facebookの1番の特徴は実名登録が必要ということです。これはルールとして決められています。
またアイコンも顔写真を公開する事が一般的になっており、リアルな人物としてのSNS利用が基本となっています。
そのことから、プライベートな繋がりだけでなく、仕事でのつながりをそのままインターネット上に構築する事ができ、ビジネスで使われる事が多いです。
他のSNSと比べて、よりリアルな人間関係がSNS上に強く反映される事が特徴と言っても良いでしょう。
Facebookユーザーから見た特徴
Facebookユーザーは30〜50代のユーザーが多く、特に50代の男性の48%がFacebookを利用しているというデータがあります。
実名登録が基本になっているため、匿名性が低くなっています。また動画や静止画、長い文章やリンクの掲載ができるなど、様々な種類の投稿ができる事が特徴です。
他のSNSと比べてもオフィシャル感が強く、信頼度が高い印象から仕事関係の相手とのコミュニケーションやマーケテイングに利用されるケースも多くなっています。
特に最近は、企業や提供するビジネスにおいては社会貢献や公平性など、企業やサービスのイメージがとても重要視されています。
その傾向の中でFacebookを使うことで様々な投稿形態を活用して良いイメージを伝える活動をする事が可能です。
テキスト、動画、静止画、リンク
✅ Facebook広告が利用できる
✅ メッセンジャーで直接交流可能
✅ Facebookグループが使える。
コミュニティー運営が可能
サービスにおいては、Facebookページでサービスの予約を促したり、クーポンを配布できます。
ユーザーと製品をつないで、販売の促進を促す活動をすることもできる仕組みになっているのです。
メッセンジャーを使えば、ユーザーと1対1のコミュニケーションをすることも可能であり、内容の濃いアクセスをする事が可能です。
メッセンジャーでやりとりをするには、まずは友達になっていないと相手からの印象が悪いのでその点は注意が必要です。
Facebook上でグループを作成する事ができるため、コミュニティー運営をFacebook上で構築する事が可能です。
この機能で顧客との関係を深めるマーケティングツールとしても活用ができます。
Facebookは友達を作ることで交流の範囲がどんどん広がっていきます。実名で登録すると、登録した情報から、Facebookが独自のAIで友達候補を提案をしてくれます。
また、Facebookは投稿の公開範囲を自分で指定できるのも特徴です。
✅ 公開
✅ 友達
✅ 次を除く友達
一部の友達を除外できる
✅ 一部の友達
指定した友達だけに配信できる
✅ 自分の身
✅ カスタム
配信先を個別設定できる
密な交流、友達同士で繋がる傾向があり、自分の情報発信効果を上げるためには友達を増やす事が重要になります。
Facebookの通常利用では不特定多数へ配信することにより、友達をつくって狙った相手に狙った情報を伝える事に向いています。
また、Facebookでは、効率的に顧客へのアプローチ、情報を届けるためには広告を利用することもできます。
Facebookの活用事例
FacebookにはFacebook広告という機能があるのも特徴のひとつです。費用も比較的少額で広告配信を試す事ができます。
Facebook広告の特徴はFacebookだけに配信するのではなく、InstagramやMessenger、その他Facebookと提携している多種多様なアプリやメディアに配信可能なのです。
✅ ターゲットを詳細に設定できる
✅ 広告の効果を数値で測定可能
✅ 費用は少額から利用可能
✅ 手順がシンプル
Facebook広告の最大の強みは、そのターゲティングの精度の高さです。実名登録である事がメリットとして生きてくるのです。
ユーザー登録精度が高いので、年齢、性別、居住地、興味や関心に至るまでターゲティングの精度を高める事が可能であり、広告の強みとなるのです。
また、配信においてもFacebook独自のアルゴリズムが働き、自動で高い配信成果をあげられるように設定され運用されていることもマーケティングには高い効果が期待できます。
広告を利用する事で、Facebook単体にとどまらず、幅広いメディアの中にいるユーザーから配信する広告に興味を持ってくれそうな人を狙って、その人に広告表示をする事が可能になります。
また広告の配信効果を定量的に測定する事ができるようになっています。
さらに配信費用も少額から始めることができるので、配信効果を確認しながら配信費用を徐々にあげていくという運用も可能になります。
広告配信の手順もシンプルなので、ビジネス用途で狙って広告を出す場合に始めやすくなっています。
目的を明確に設定してマーケティングに活用する効果を出して行けそうです。
Facebookの今後
ここまで説明してきた事からも分かるように、Facebookは情報配信のターゲット対象へのアプローチ精度は高いと言えるでしょう。
ビジネスで実績を出している企業がさらにマーケティングで拡大する場合、個人でもビジネスとしてコンテンツ、戦略、顧客、アプローチが明確な場合はFacebookを有効に活用できそうです。
一方で他のSNS例えば、Twitterに比べるとFacebookの拡散性は低いと言わざるおえないです。
その点において個人でビジネスを始める。よりニッチにターゲティングを実施して集客したい場合は、より大きな市場に対して、拡散できる事が重要な成功要件になります。
この場合は、Facebookより、Twitterの方が有利にマーケティングができると言えるでしょう。
マーケティングでSNSを活用する。事業のどのフェーズなのか?ターゲットとする市場、拡散性のがどの程度必要なのか?
リアルを重視してビジネスを行うか?キャラクターとしてビジネス展開をするのか?
用途とビジネス戦略を考慮して効率的なSNS活用をしていきましょう。